環境への配慮

室内環境と化学物質

住宅室内の空気を汚染する化学物質には、建材・施工材から放散されるものが含まれます。
以下の物質は優先取組物質と考えられており、注意が必要です。

  • ホルムアルデヒド   合板・断熱材等の一部
  • トルエン 塗装剤・接着剤の一部
  • キシレン 塗装剤・接着剤の一部
  • 木材保存剤  現場で塗布又は吹きつけされるもの一部
  • 可塑剤 建材・施工材の一部
  • 防蟻剤 殺虫剤の一部

※江角建築事務所では以上の物質は特に施主様からの依頼がなくてもできるだけ少ないものを選択しています。

住宅(赤ん坊や老人、アトピー)では特に配慮しています。
また、逐次最新情報を取り入れております。


室内環境を守るための計画・検討の流れ(考え方) 

◯計画・設計段階

  1. 依頼
  2. 入居者の住宅条件の把握
  3. 敷地条件の把握
  4. 配置・平面計画
  5. 構造・工法等の条件の把握
  6. 建材・設備機器・施工材の仕様検討
     内装材等の仕様検討
      ・仕様建材、設備機器、施工材の選択検討(壁・床・天井・下地・仕上)
     基礎・床下の仕様検討
      ・木材保存剤(現場施工用)の検討
      ・防蟻処理の仕様検討
  7. 換気計画
  8. 計画・設計段階の終了

◯施工時・引き渡し時

  • 施工方法の指定と施工方法の管理・指導
    ・施工材の種類、使用量
    ・施工方法
  • 工期設定と工程管理
    ・養生期間の管理
    ・乾燥期間の管理
    ・作業者の安全管理
  • 通風・換気の指導
  • 住まい方の説明
    ・換気について
    ・入居者への情報提供

解体までをも考慮に入れた環境にやさしい建物を目指して

新たな建築物を考える際、企画、設計、施工、運用、改修、解体の各段階で環境を充分に考慮に入れなければなりません。そのために、江角建築事務所では、できるだけ次の事に配慮するよう取り組んでいます。

  • 建築副産物のリサイクル、使用後の材料のリサイクルなどを考慮し提案している。
  • 敷地内、壁面、屋上等の緑化を提案している。
  • 地域の自然環境との調和を考慮し、生態系や景観の保全に取り組んでいる。
  • 環境負荷の少ない建材の使用を提案している。
  • 環境に配慮した工法を採用するよう提案している。
  • 建築物の老朽化や運用の診断を行い、その改善や環境保全設備の見直し等を提案している。
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